お昼寝時間は、子どもたちが身体を休めるためにとっても大切な時間です。
また、保育士にとって唯一の作業時間でもあります。
しかし、
子どもたち・・・寝ないぞ・・・・
と困っている保育士さんも多いのではないでしょうか?
30人いる子どもたちを自分1人で寝かしつける、という園もありますよね。
そこで、子どもたちがスヤスヤ寝るために、私が工夫していることを9つご紹介します!
子どもが寝るためには?9つ
満足できる遊びを用意する
子どもたちが「やり切った!」「楽しかった!」と十分に満足できる遊びができるよう、準備をしています♪
それは、身体を動かす遊びじゃなければいけない、というわけではありません。
お絵かきや積み木など、静かに集中する遊びでも、目一杯遊べば疲れます!
そのためには一人ひとりの興味のあることをチェックすることが大切です。
Aくんは「潮干狩りに行ってきた!」って言っていたな・・・
保育室に海と砂浜を作ったら興味を持つかな?
Bちゃんは「浜辺には注意の看板があるよ!」って言っていたな・・・
紙とペンを用意したら、文字に得意な子たちが興味を持つかな?
寝る直前は静かな活動をする
寝る前に読み聞かせや手遊びをすると、心が落ち着かせることができます。
仕上げに一人ひとりに眠くなる魔法をかけています♪
寝る場所の環境を整える
どんな環境でも寝られる子もいれば、きちんと環境が整っていないと寝られない子もいます。
子ども全員が心地よく寝られる環境か、チェックしましょう!
( )は私なりにやっている援助です。よかったら参考にしてみてください♪
寝かしつけはにこやかに
寝ている友達にちょっかいを出している子など、ついついムっとしてしまいます。
しかし、子ども自身は寝たいのに眠れず困っているのかもしれません。
私は、注意はほどほどにし、落ち着かない子から順番に寝かしつけるようにしています。
トントンできない子にはアイコンタクト
「先生が見ている」とわかるだけで安心して眠れる子もいます。
また、悪さ防止にもなります。(笑)
私は子どもと目が合うと手でハートを送っています♡
トントンを工夫する
子どもを寝かしつけるには、胸をトントンするだけではなく、手足をマッサージしたり、頭を撫でたりする方法もあります。
その子によって、安心する方法が見つかるかもしれません。
私は「どんな風にトントンして欲しい?」と子どもに聞いています。
先生が代わる時は、子どもに一言伝える
担任以外の職員が寝かしつけに入ることもあり、子どもたちは嬉しさや不安から落ち着かないこともあります。
お昼寝前に「今日は○先生がトントンしに来てくれるよ!」「順番にトントンしてくれるから待っていようね♪」と一言伝えておくと、安心できるかもしれません。
家庭での生活習慣をチェックする
寝不足で昼夜逆転生活という子もいます。そうなると保育士の援助だけではどうにもなりません。
その場合、家庭に生活リズムの大切さを理解してもらう必要があります。
担任から家庭に話をすることが難しいようなら、管理職にお任せします。
家庭にも何か事情があるかもしれないので慎重に・・・
子どもの気持ちをチェックする
今朝ママに怒られて悲しいの・・・
単身赴任中のパパに会いたい・・・!
明日から遠くに旅行なんだ♪
このように気持ちが落ち着かない場合は、お昼寝どころではないのかもしれません。
それは悲しいね。ママはなんで怒ったの?こうしたら怒らないんじゃないかな?
パパに会いたいんだね。次は日曜に会えるのね。楽しみに待っていようね♪
そうなんだ!楽しみだね♪今日はしっかり身体を休めて、明日に備えよう!
子どもの気持ちを受け止めて共感する。次に解決策を一緒に考える。
この2つの援助で気持ちが落ち着き、眠れることもあります。
まとめ
ポイントは、【遊びに満足する】【気持ちを落ち着かせる】の2つです!
睡眠は個人差が大きく、どんな援助をしても寝ない子もいます。(笑)
保護者の意向も含めて午睡が必要ない場合、午睡がない年長クラスと一緒に遊ぶこともあります。
何がなんでも寝かせなきゃいけない!わけではないので、頑張りすぎず援助していきましょう♪
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